IPアドレスを固定する事でサーバーなどの管理が簡単になります。
IPアドレスは、5つのアドレスクラスに分かれています。
クラスAからクラスCまでは、ネットワーク部とホスト部の境界が8ビット単位で区分けされています。ク
ラスAはネットワーク部が短く(8ビット)、ホスト部が長い(24ビット)。すなわち、多くの機器を保有
する大組織や多くの顧客を有する大規模なインターネットサービスプロバイダ(ISP)に割り当てるのに
適しています。クラスCはその逆です。
これは、日本の電話番号において東京などの人口が多い地域には
03のような短い市外局番が割り当てられ、人口の少ない地域には長い市外局番が割り当てられているのと
似ています。クラスAが約1,677万台、クラスBが65,534台、クラスCが254台のホストを接続できます。
しかし、アドレスクラスを用いたIPアドレス割り当てには問題が生じました。ほとんどのネットワーク(
たとえばインターネットサービスプロバイダ)ではクラスAでは大きすぎ、クラスCでは小さすぎたため割
り当ての要求がクラスBに集中したのです。クラスBの割り当てを受けたネットワークの中には65,534台の
ホスト(インターネットサービスプロバイダであれば接続ユーザー数)をフルに接続することがまれであ
るネットワークも存在し、IPアドレスが無駄に消費されることになりました。
そこで現在ではアドレスク
ラスを使わず、ネットワーク部とホスト部の境界を8ビット単位に固定せずに細分化する可変長サブネッ
トマスクやCIDR(Classless Inter-Domain Routing)が一般化しています。
Pアドレスの割り当て範囲を示すために、IPアドレスの末尾に「/」(スラッシュ)とともにネットワーク
アドレス長を付記して表わすことも多いようです。
IPv4の場合、MSB側からのビット数でネットワークア
ドレス長を表します。例えば192.168.0.0/24の表記の場合、ネットワーク部はMSBから24ビットで残り8ビ
ットがホスト部となります。アドレスクラスでなくサブネットマスクの場合、ネットワークアドレス長の
数字は8の倍数にはならないことになります。
プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互変換することにより、インターネットに接続する
ことができます。その方法として、NAPT(実装としてはIPマスカレードやipfwなど)やプロキシサーバが
あります。
インターネット接続サービスによってはインターネットに接続する機器にグローバルIPアドレスではなく
、このプライベートIPアドレスを割り当てることもあります。
プライベートIPアドレスとこれに関する仕組みによって、グローバルIPアドレスを多量に消費することな
くインターネットに接続できる機器を増やすことができます。